screenを縦分割するモード(vertical split)のパッチを当てる
screenは無いと死ねるくらい便利なのですが,画面を分割する(split)モードは水平(horizontal)しかありません.MacBookは縦の解像度がなきに等しいのでvim同様screenもvertical splitできるととっても嬉しい訳です.
調べてみると,splitのパッチを作成している方を見つける.という訳で自分の環境(MacBook Leopard)にも導入してみることにしました.
screenの入手
現在GNU screenの最新版は4.0.3です.screen install memoから取得してください.
# GNUのミラーサイトにはなぜか4.0.3が置いてないのです.
vertical split のパッチの入手
Vertical Split for GNU Screenから取得してください.
パッチを当てる
まずscreen, パッチを解凍しパッチをscreenのディレクトリに移します.そしてpatchコマンドによりパッチを当てます.
% tar xzvf screen-4.0.3.tar.gz % bunzip wrp_vertical_split_0.3_4.0.2.diff % cp wrp_vertical_split_0.3_4.0.2.diff screen-4.0.3/ % patch < wrp_vertical_split_0.3_4.0.2.diff
この後はいつも通りにconfigure, makeと進むのですが,Macだとコンパイルエラーが発生するのでそのパッチも当てます.installing screen exits with error on Leopardからpatch-pty.cを取得してscreenのディレクトリに置き同様にパッチを当ててください.
% cp patch-pty.c screen-4.0.3 % patch < patch-pty.c
configure, make, make install
インストール場所はユーザの下にしておいた方が良いです.使っていてバグがあれば困りますからね;)
% configure --prefix=/Users/usr/bin % make % make install
問題点
- ターミナルのサイズを変更するとvertial splitが解除されてしまう.どうすればいいのかまだわかってません.ソースを見てると再描画するときにごにょごにょすればいいのかな...
- screenを終了すると/var/run/utmpがないと言われる.別段問題はないと思うけど,気持ち悪いからなんとかしたい.utmp.hではなくutmpx.hを読み込むようにすればいいのかな...